神と紙
「死」
生への執着がある限り避けては通れぬ。
人間死ぬ時はあっという間に死ぬし、病気になったからといって死なない人もいます。簡単に人は死ぬこともあるし、そんな簡単に人は死なないです。
また死にたいと言ってる奴に限って死なないし、死ぬのは怖くないと言ってる奴ほど死に際は見苦しいです。
あの偉いお坊さん一休さんも「わしは死にとうない!」と叫びながら死んだそうな。
人への恨み辛み妬み嫉み。
これはネガティブな波動を強く念じることで相手にダメージを与えることが出来る。いわゆる呪術というやつ。ただ間違ったやり方をすると相手以上の不幸が自分に跳ね返ってくる。
自分だけに返ってくるなら本人の自業自得だが、それが不幸は身内や家族にまで及んでくるから注意するべきだと思います。実はそっちの方が多かったりします。
人を呪ったりするのは自由だけれども、その相手の墓と自分の墓の穴を掘って置くべきでしょう。また身内の分の穴まで掘らなければなりません。
ですから、心当たりがある方は人を恨んだり、妬んだり、嫉妬心を抱くことはやめましょう。
人を恨んでも何も生産性はありませんし、自分や周りが不幸になるだけです。とてもバカバカしい話です。他人の機嫌を伺うよりも、自分の機嫌を優先しましょう。
不幸せな人は必ずこういった感情があるはずです。一切合切捨てましょう。
紙=神「折り」「包み」「結び」
同音異字と言って、ただ漢字の語呂合わせ、言葉遊びでも何でもない。<u>『言霊』といって言葉、文字には必ず意味があって存在している。</u>英語にしてもしかり。しかしここでは日本に限っての話をしましょう。
昔から神事には「紙」を使って「切り紙」や「折り紙」をして呪術を用いたりする歴史が日本には存在しています。
冠婚葬祭でも御祝儀や御香典は紙によって包まれ、水引きや熨斗(のし)が結ばれています。神社の御守りを見ても「紐結び」がしっかりとされています。
西洋ではこれをロープなどを呪力に使っていますが、日本では「紐の結び目」もそうですが「紙」をかなり重要視しているのです。
病人の為に「千羽鶴」を折る。あれも神事であり真剣に丁寧に祈って折るものであります。
紙を「折り」は「天降り」を意味し天意の降下を意味する。また紙で「包み」の「み」は真実の「実」を表す。また「身」でもあり自分を包み込む、そして「三」を意味してもいて、三種の神器と昔からあるがこれらを全て「包み込む」行為を意味する。
そして最後の「結び」とは縁結びの神、2つの神の力を包む。陰陽の和合を現し、「カルマ」(悪い因縁)から「ダルマ」(良い因縁)へ結びなおすことを意味する。
こうして三つの「折り」「包み」「結び」を三位一体として神聖なものとして行わなければならない。
紙に書くことが重要なこととは?
紙に書き残す、書き出す、書き写す、これもとても大切なことです。だから紙に良いことを書き出してみる、またネガティブな感情を吐き出して、過去のトラウマとか自分に隠してること、思い出したくないこと、嘘とかぜーんぶ紙に書き出してみる。
すると心の根底、つまりディープな部分で悩んでいたことがどんどんと分かってきて、真の自分と向き合うことが出来るのです。
相手(他人)は自分を映す鏡ですから、自分と真正面に向き合うことにより、相手とも素直に向き合い共感して、感謝して幸せな気持ちになれるでしょう。大抵の悩みは人間関係からくるものです。
それらを紙に書くことでそのメッセージは必ず神に伝わります。
他の宗教でも「告解」神に"罪の告白"をするでしょう。あれは罪の赦しの確信を告白することにより言葉で吐露していますが、似て非なるものです。
どちらのパワーが強いか?などと私は比較は出来ませんが、仏教以外は宗教の崇拝、儀式色が強いのではないか?と思っています。
ですから仏教の行為、全てには霊力が備わっている。
「切り紙神事」といって明治天皇の前天皇、孝明天皇が占術として執り行っていた儀式があります。代々天皇家から伝わる秘術神術です。
この切り紙神事、やり方はそう難しくない。和紙を用意して決まった折り方で折っていって、鋏(はさみ)を入れる。
そして広げてバラバラにして文字を作り貼って作って行くというもの。決まりごとは、「この紙を全部使うこと」「裏返さないこと」「重ねないこと」この3つを守って作るといったもの。
神道について一番大事なことは、神社の護符や御守りにしてもわかる通り、必ず「紙の折り方」「紙の切り方」「紙の包み方」にはルールがあって、それに基づいて行われていることであります。
それをしっかりと学べば私達にもちゃんとした神事が出来るということでありましょう。
これを力が無い人間、または間違った方法、反する心で神事をするという行為をすると大変なことになるでしょう。
さて、もういくつ寝るとお正月でしょうか?近くなってきましたね。
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