不幸の三原則

 人の不幸は蜜の味。なんて、悲しきかな多くの人は他人の不幸を喜びます。それは普段生活していて、皆さんも自然と感じるのではないでしょうか?


「昨日あの人があの人にこんなこと言ってて、もう凄かったんだから!」


「なに?なに?誰がどうしたって?」


「うん、あいつか。それでそれで、どうなったの?」


「いつも陰口ばっかり言ってるから罰当ったのよ!」


「そうだ、そうだ!ざまあみろ!」


「そうよ!そうよ!」


毎日、暇な会社の休憩室では欠席裁判が行われている。こういった行動をしたり一緒になって話を聞いたり、野次馬のように参加してしまうと、それは当人達は不幸への第一歩を踏み始めたと考えた方がいい。


もっと酷いのは妄想である。


勝手にありもしない人の悪口、陰口を言いふらす、もしくは第三者を使って「1人の人物」を悪者に仕立て上げる。これは最悪である。本人も気づかず行っている場合があるので重症だ。そういった者には必ず因果となって報いが来て自らを苦しめ、病気となって現れ苦しむ。仮に苦しまずに死んだとしてもその因果は親兄弟、親戚に因果が飛ぶのである。



━ 特にネット内での「炎上」などはこの類いである。他人への執着心、嫉妬、妬み、僻み、悪心、これらが全て絡めて『不幸の塊』を作り出し、世の中に悪い空気をもたらす。


では、私達が不幸に陥らないためには日々の生活においてどのような行動をとったら良いのか?


簡単な事です。まず先に言ったように、人を不幸にするような言動、もしくはそのような輪の中に参加しないことであり、人の悲しむようなこと、辛いことには絶対に触れるべきではない。


仮に自分が悪口を言われていたとしても、無視するのが一番である。そのような人物との関わりを持ってはいけない。しかしそのような人物は「エネルギー泥棒」といって必ず人の足を引っ張ってくるようなことばかりしてくる。腐れ縁と言わずにしっかりそのような縁は切るように。


仮にそこで何らかの犯罪的行為が行われたのならば、然るべき対応を取らなければならない。


しっかりとした法律家、専門家に対応を仰ぎ、警察に相談すること。SNSでの付きまとい粘着行為や、個人の誹謗中傷、個人情報の流出、スパムメールなどの嫌がらせ行為、これら全てのインターネットでの犯罪行為は立件できるので諦めずに対処しましょう。

まずは、相手に対して毅然とした対応をしなければなりません。決して感情的になってはいけない。怒りに任せて相手の土俵に乗れば、相手の思うつぼであり、うまくかわすこと。受け流す。これが重要です。



不幸への第一原則


 「世の中はこうあるべきだ」と思い、それが達成されずに不満だという考え方。


これは高学歴はけしからん!とか、中国がけしからん!韓国がけしからん!アメリカがけしからん!とか言う人です。


まず理解しなきゃならんのは世の中は自分は自分で、他人は他人なんですね。だから世の中思い通りに行かないのは当たり前なことであって、「あぁ、世の中は思い通りに行かないもんだな」って思えただけでも、あなたは幸福です。


「世の中はこうあるべきだ!」と思い描いてある一つの思想なり偶像を持って行動して、失敗する人は一番不幸であります。


例えば中国は悪い国だ!何とかして変えなきゃならん!と言って活動したりしましょうか。日本の人口の約13倍もいる中国人が、あなたや私の為にガラッと変わるでしょうか?変わりませんよね?


このような人は社会と自分の人生を混合しています。


「こうあるべきだ」を描いて「そうなったもの」として行動し、失敗する。


例えば、男女は平等だと思って行動すると失敗する。世の中はこうあるべきだ!と思って行動するんですが、そうはならないんです。出来ないものをあなた個人が入っていくと必ずあなた、また私も苦しむでしょう。


世の中の矛盾は治すべきなんですが、そう簡単に治らないんです。とにかく一気に物事というのは変わらないんです。徐々に少しずつ変わって行くものなんです。


不幸への第二原則



「社畜」「ブラック企業」「貧困」「不幸」「格差」「メタボ」「男女共同参画」「高血圧」「温暖化」という言葉を聞いて落ち込む。


これらはテレビが発してることですね。だからテレビを家から無くせば、情報は断絶するんでテレビは捨てた方がいいですね。


特に酷いのが、『NHK』『朝日新聞』この組織は繰り返し、繰り返し、悲観的なことをやる。まぁ、それが呪文になって国民はどんどん不幸になっていくんですね。そういう風にテレビにとらわれている人がごまんといます。


言葉には魂が宿っていて、必ず『言霊』になりますね。人間はその言葉の力に左右されるんです。我々の脳がそういう風に出来てますからね。


じゃあどうすれば良いか?


逆のこと(真逆)を言えば良いんです。ポジティブな言葉を発すればいいんですよ。


━ まず朝起きたら開口一番に、


「俺は(私は)世界一所得が高いからな〜!」


「平均寿命が日本は長いから、まだまだ、生きられるな!」


「格差も無いしな!」


「犯罪の無い街に住んでるよな!」


「長寿の国に生まれて良かったな!」


毎日朝に唱えること。自分がポジティブな気持ちになれることを言えばいいんです。これだけで人は幸せな気持ちになれるんです。心理臨床学でも証明されていることで朝起きた時に「眠たい」「仕事(学校)行きたくない」などネガティブな言葉を発してしまうと、その日は一日中嫌な気分で過ごさないとなりません。


だから言うんです。朝起きたら「よく寝たなぁ!」「最高の朝だなぁ!」と嘘でもいいから言うんです。よく“嘘から出た誠”といいます。それは自分の脳の思考を変える良い自己洗脳になり、ネガティブな思考に陥ることは自然となくなります。


ただ、これは続けることが大事です。結果をすぐに求めると、すぐにそこで終わりです。諦めずに生きてる間、良い習慣は続けるべきではありませんか?誰でも簡単にやれることなのに、なんてもったいない。



不幸への大三原則


 「ニート化」「高齢化」と聞いて将来を悪い方向へと考える。


人は他人の為に何かをやろうとすると幸せな気持ちになるんです。だけども自分の為にやろうとすると辛くなる。


例えば独身で30代の女性が朝起きて自分の為に、お弁当を作るのは辛い。でも子供のお弁当を朝5時から起きて作るのは何の不満もない(例外を除いたお話です)。


ということはわかりますよね、我が子のためには苦もないということです。

だから将来を悲観的に考えてしまうというのは家族を作らないからです。核家族化してしまったというのはもう死語ですが、結婚なんて面倒臭いし、他人と暮らすのも真っ平御免、という考え方は孤独がさらに将来を不安にさせる原因の元なんです。


時に人間は動物であることを忘れる。それは「人間は社会的動物である」ということを忘れてはいけない。アリストテレスのポリス的共同体(つまり『善く生きること』を目指す人同士の共同体)を目指すことが根幹にあります。


それは周りの人の為に生きる。だからお隣ご近所さんとも仲良くすればいいんです。人は他人の喜びの為に何かやろうとしたら苦では無くなるんです。


「活動と天寿」


「命と結婚(別に子はもうけなくとも良い)」


「社会への奉仕」


ゆっくりと生活し、男性、女性(同性でも良い)と暮らし、できるだけ人の為に暮らす。そして他人の為に生きる。人の為に働けば不満は無くなる。それは自分の為に生きるのではなく、他人の為に生きると幸福な気持ちになるんです。


それはみんなが自分を認めてくれるからなんです。


皆さんで不幸の種子を排除して、幸せな種子を肥沃な土地に自分の周りから撒いていきましょう!


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