閃きを生む方法のひとつ
ひらめきとは突然の氣づきである。
閃きは偶然の産物では無く、敢えて起こすものだと私は思います。
ひらめきは人生を幸せにするスパイスです。
その閃きを多く起こすにはどうしたらよいか?それはひとつに常に思考しておくことが大事だと思います。
ただ闇雲に思考することではありません。
ひらめきが起きるのは無意識下の状況で発生します。例えば散歩したり、お風呂に入ったり、料理をしたり、また睡眠などで無意識的に行っている時です。
しかし閃きを得る目的だけで、何度もこのような行動を繰り返したところでは簡単にひらめきを得られる訳ではありません。
考えるのを止めて、ふとした瞬間に皆が閃きを得ています。それは何も考えないということでもありません。
ポイントは普段と違う脳のコンディションを作ることにあります。
要するに脳を鍛えることにあります。インプットを繰り返すだとか、瞑想をしたりして脳の機能を最大限に引き出す努力が大切で、その副産物がひらめきです。
先程言った、思考をすることが反面クリエティブなアイディアや発想、また着想を得たりするのです。仕事も考えながらすることが重要です。いつも常に考え続けて脳をフル回転させましょう。
そしてひらめきを得るために脳を無意識に落とします。
インターネットなどなかった昔は知識が不足していた時代だったが、今は知識がそこら中に落ちていて知識過多になってしまっています。
それゆえWeb上で得た知識を沢山インプットしたとしてもそれは偏重してしまって、脳の記憶には残りずらいです。
具体的にどう実践すれば良いのか?
感覚を鋭くしていくことです。五感は私達が現在持っている身体の感覚ですが、その感覚が無意識下と繋がっています。
無意識な状態とは潜在意識でもあります。
潜在意識がほとんどの私達の日常をジャッジしています。
自らが意識して行動しているからと言っても、我々は自分をコントロール出来ていないのが実情です。
それは意識して行動したとしても、何が起こるか分からない一日が毎日連続して待っているからです。
それをある程度のコントロール下に置くためには潜在意識をより拡げていって、それを五感の次にある第六感、七感まで作り上げることが鍵でしょう。
まず自分が持っている五感をフルに最大限に感じてみる。それが感覚を鋭くすることに繋がります。
五感は「視、聴、嗅、触、味」です。
目で人や景色、物体など視ること、声や音を聞くこと、匂いを嗅ぐこと、触れて触ること、物を食べて味わうこと、それらで好きや嫌い、綺麗や汚い、快適や不快なのかを脳の全ての回路に通す前に自ら意識せず一瞬で判断します。それも全部無意識下でジャッジしていることなのです。
その後で意識して論理的なジャッジを人は下します。ですから人は皆、毎日の行動を意識して自分の判断を下し選択していると思いがちですが違います。
だいたい人は第一印象で決まりますよね?それと同じようにまず初めに入ってきた無意識下での感覚でほとんどを決めてしまいます。
だから無意識下で嫌いと判断された事象は、どれほど意識して好きだと思わせるように行動したとしても受け取る側も人ですから感覚で判断します。
「あっ、この人嫌いなのに好きだって嘘ついてる」と見破られてしまいます。
例えば無意識でジャッジしたのが、美味しくない料理なのに「美味しいです」と言った顔はひきっつていたりします。
意識がジャッジしたことでも、無意識で判断したジャッジが影響するのは避けられない事実なのです。
だからよくある仕事の悩みで、「人間関係」と挙げる人が多いのは、その職場に合わない人がいるんじゃなくて、合わない人を自分が作り上げ、その相手に対して無意識的に「合わない人」という感覚を作り上げて波動として送ってしまっているからです。
つまり人間関係が悪い職場に行ってしまうのは、一概には言えませんがほとんど自分が作り上げているものだといっても良いでしょう。
“類は友を呼ぶ”で仕事も人と同じように“それに”呼ばれて行くものですから、自分の潜在意識を変えなければ、嫌な人間のいる職場というのはあなた自身も嫌な人間になっているのかもしれません。
なぜ“それ”が起きているか?自分を見つめ直す最高の機会だと思っていいのです。
相手を変えることは不可能ですが、自分を変えることは可能です。その嫌な現象は自分にひらめきを生ませるきっかけを作っているのです。
それも意識だけを変えるのではなく、無意識の状態、自らの潜在意識を書き換えるのです。
潜在意識はひらめきを生ませる源です。
自分を変えるだけでひらめきが多く生まれる。これをやらない手はありません。
歳を重ねるごとに人間は疑い深くなり、相手を受け入れず、自分の信念や意識した判断が正しいと思っていきます。人間の脳とはそういう脳になっているのです。
ですが、それは脳の最大能力の「ひらめき」を殺してしまうことになります。
だからその反対の考え方を意識付けで行っていく必要があります。
そしてさらに無意識の範囲の拡大を行いひらめきが起こる土台を作りたいなら、無意識の状態で入って来る情報をインプットする。
仕事でも文字などで作られた書類や資料だけでは伝わらない、また言葉でも説明しにくい、肌で感じる部分、その雰囲気のその場の空気で感じたりする部分、そういった感覚で感じていく成功・失敗体験をより多く経験すること、これが無意識を鍛える一番の重要なポイントだと思います。
またひらめきに有効な「瞑想」も無意識を鍛えるのに役立つ方法だと言えます。
瞑想は目を閉じて、呼吸だけを意識して思考は「無」にして行います。潜在意識を書き換えるのには最適なトレーニングだと思います。
普段潜在意識が呼吸をしていることを敢えて意識付けを行うことで、呼吸を通して自らの潜在意識に入っていくことが出来るようになります。
自らの潜在意識を知ることにより無意識下の自分を変えることも可能になっていったりします。
それはひらめきを多く体験することにも繋がります。
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