時間とお金
よく時間はお金になぞられる。 “時は金なり”とか“時間にルーズな奴は金にもルーズ”だとか。 でもそもそもが違うような氣がする。 時間という概念は存在しないのだと。 お金も実の所は存在しない。日本銀行券など見たまま、ただの紙切れである。それは誰もが知るところだろう。 時間とお金に追い詰められ日々ストレスを受けている私たち。果たしてそんなに時間とお金は大事なのだろうか? お金の価値は支配層が一般層に労働を課する道具、つまり幻想に過ぎない。 時間は永遠だと思えば永遠で、お金も無限だと思えば無限である。ゆえに人生において時間が無いと思えば死が近づき怖くなるし、お金が無いと思えば明日の生活はどうしようと惨めになる。 一万円の価値は人それぞれだし、時間の使い方も皆自由である。 一万円分の労働をしてその時間を費やすか?一万円を得ずに好きな趣味に没頭し時間を費やすか? お金と時間に縛られている人たちは、いつもお金か時間かどちらかの選択を迫られ、結局「お金より時間が大切だ」という人たちは、時間があってもお金を得ることは出来ず、「お金の方が命より大事」とお金を選択した人たちは休む暇もなくお金を稼ぎ、時間を失うことになる。 両方持つ人が世界には存在するが、それは超富裕層(支配層)と呼ばれる、地球人口約78億人の僅か数パーセントの人間だけだ。 果たして「時間とお金」とは、どちらかを選ばなければならない究極の選択なのだろうか? それは、どちらもないよりあった方が人生においては幸せである。という中途半端な考え方もやめて、どちらも選択せずに、時間もお金も存在しないと認識したらどうだろう。 たかだか目先のお金の心配や会社へ5分や10分遅刻したり、待ち合わせに遅れたりすることで、あなた、私の人生が台無しになるだろうか? ブロック宇宙論 時間論に関してユニークな理論がある。それがブロック宇宙論だ。 イギリスの物理学者ジュリアン・バーバは相対性理論と量子力学を30年研究の末、導き出したのが「時間は存在しない」ということだった(1999年著書End of Time)。 著書End of Time の中では、宇宙に時間は存在しておらず、時間はあくまでも人間が感覚と感じる幻想であると述べている。 これは頭が固い人や固定観念のままに生きている人に通じる話ではないが、何でも受け入れられる柔らかい脳に意識付けしてみ